« 大学生の会員募集中! | トップページ | 平成22年6月5日 社会参加活動(和太鼓ワークショップ等)に参加 »

2010年2月27日 (土)

「障害をもつ少年への処遇について」

 2月に女性用の更生保護施設での公開シンポジウムに参加しました。テーマは、「障害をもつ少年への処遇について」でした。

 その前に、別の講演会で「法務省が高齢者や障害をもつ受刑者が刑務所から出所する際に社会福祉のケアが受けられるよう全国47都道府県に1ヶ所ずつ、47ヶ所の地域生活定着支援センターを開設予定で、すでに10ヶ所できており、保護観察についても通常ではなく、特別な保護観察とし、保護観察官も別に配置するなどの対策を講じている。」と聞いていました。

 また、更生保護施設でも、社会福祉士などの資格をもつ職員を採用し、高齢者や障害をもつ人々の受け入れと、社会生活の訓練、そして施設を出る際には生活保護などのケアが受けられるよう手続きをして送り出すシステムをもつ施設が増えつつあるとも聞いておりました。

 今回の公開シンポジウムでは、この施設でも10代後半から成人まで様々な女性が生活しており、その中の1名の軽い知的な障害をもつ女性が、資格を持つ施設職員を中心とした支援を受けて、障害者を支援するNPOが経営する作業所を見つけ、イキイキと働き始め、さらに希望すれば同じNPOのケアハウスにも居住が可能になりつつあるという報告がありました。

 この作業所をみつけるまでには、職業安定所で紹介された職場に何度も勤務してもなかなかうまくいかなかったとのこと、外見からはわからない障害のため周囲の理解も得られにくかったのが、養護学校の卒業生を中心として構成されているこの作業所には、嬉々として通うようになったとのことでした。その秘訣について作業所の代表の方は、「一人が悲しんでいれば、みんなで泣き、喜んでいればみんなで喜ぶ雰囲気が、自分の居場所と思えるのがよいのかもしれません」とのお話でした。

 都内の職業安定所にも、障害をもつだけでなく、少年院などの出所者という事情をもつ就職希望者を専門に職業を紹介してくださる専門の職員が数名いるとのこと、その1名の方が参加しておられましたが、「1回会えば適性がわかります。何度就職に失敗しても、仕事は紹介します。」との熱い言葉に、会場が感動しました。

 障害といっても知的障害だけでなく、精神疾患などもあり、それが理由で自宅に戻れない場合もあるとのこと、更生保護施設職員のみなさんの献身的な努力には、心より敬意を表したいと思います。

« 大学生の会員募集中! | トップページ | 平成22年6月5日 社会参加活動(和太鼓ワークショップ等)に参加 »

ボランティア」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「障害をもつ少年への処遇について」:

« 大学生の会員募集中! | トップページ | 平成22年6月5日 社会参加活動(和太鼓ワークショップ等)に参加 »